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高齢者雇用の支援に取り組んでいます 〜高齢アドバイザー・プランナーとしての活動〜 椎名社会保険労務士事務所
こんにちは。椎名社会保険労務士事務所の椎名昌之です。
当事務所では、労務相談や年金相談、就業規則の整備、働きやすい職場環境づくりのサポートを通じて、地域の中小企業の皆さまを支援しております。
その取り組みの一環として、私は現在、**独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)**が実施する事業において、「高齢アドバイザー・プランナー」として活動しております。
高齢アドバイザー・プランナーとは?
高齢アドバイザー・プランナーは、企業における高年齢者の雇用確保措置や活用方法について、専門的な助言・提案を行う役割です。具体的には以下のような支援を行います。
65歳以降の継続雇用制度の設計支援
70歳までの就業確保措置に関する助言
定年制の見直しに向けた制度改正のサポート
経験豊富な高年齢者の戦力化に向けた配置や教育の提案
人口減少が進む中、企業にとって高年齢者の活用は非常に重要なテーマです。JEEDのこの制度を活用することで、企業は専門家の支援を受けながら、自社に適した就業制度や環境整備を進めることができます。
地域企業の皆さまとの対話を大切に
私の活動地域は千葉県を中心とした地域であり、特に旭市、匝瑳市、香取市、多古町、東庄町など、地元密着での訪問支援を行っています。
例えば、
「定年を65歳から70歳に延長したいが、制度設計に不安がある」
「高年齢者のモチベーションを保つにはどうしたらよいか」
「若手とベテランの連携をどう強化すればいいのか」
こうしたご相談に、企業の状況に応じて、具体的な制度設計や助成金活用などをご提案しています。
高年齢者がいきいきと働ける職場へ
高年齢者の方々は、長年培った経験や知識を持ち、現場にとって大切な「宝」です。しかし制度や環境が整っていないと、その力が発揮されにくくなってしまいます。
私は高齢アドバイザー・プランナーとして、企業と従業員双方が納得できる仕組みづくりをお手伝いすることを使命としています。
「70歳まで安心して働ける会社」「年齢に関わらず能力を活かせる職場」――そんな環境を一緒に目指していきましょう。
お気軽にご相談ください
高年齢者雇用のこと、定年制度の見直し、助成金活用などについてご関心のある方は、ぜひお気軽に椎名社会保険労務士事務所までご相談ください。
これからも、地域の皆さまの雇用・労務の支援を通じて、安心して働ける職場づくりに尽力してまいります。
会社の指示に従わない従業員への対応 ~信頼関係の再構築と適切な対応が職場を守る~ 椎名社会保険労務士事務所
企業経営において、従業員が会社の指示に従わない場面は時として発生します。上司の業務命令を無視したり、会社の方針に反発したりする行為は、組織の秩序や生産性に大きな影響を及ぼしかねません。
今回は、そうした「指示に従わない従業員」への対応について、法的視点と職場改善の観点から解説いたします。
■ まずは事実確認と対話から
従業員が指示に従わない場合、いきなり処分を検討するのではなく、「なぜ従わないのか」を冷静に確認することが重要です。
指示の内容が不明確だった
指示の目的に納得していなかった
健康状態やプライベートの事情が影響していた
こうした背景がある場合も多く、一方的な判断は逆効果です。上司と本人との面談を実施し、対話による信頼回復を図ることが第一歩です。
■ 明確な就業規則と指示命令の基準を整える
従業員に業務命令を出す際は、「職務内容が契約や就業規則に基づいているか」を確認しましょう。
業務命令の正当性が不明確な場合、従業員に拒否されるリスクもあります。
また、「指示に従わない場合は懲戒処分の対象となる」旨を就業規則に明示しておくことが、抑止力にもつながります。
椎名社会保険労務士事務所では、企業様の実態に応じた就業規則の整備もご支援しています。
■ 注意・指導記録の蓄積がカギ
指示違反が繰り返されるような場合、次のような対応が必要です。
口頭での注意
書面での指導(指導書・始末書)
改善指導の記録(面談記録など)
これらを段階的に行い、記録として残すことが、将来的に懲戒処分を行う際の根拠となります。
感情的な対応ではなく、「事実と記録」に基づく冷静な対応が信頼される職場運営の鍵です。
■ 正当な業務命令であれば「拒否」は懲戒対象に
法律上、会社が正当な業務命令を出したにもかかわらず、従業員が正当な理由なくこれに従わない場合、「業務命令違反」として懲戒処分の対象になり得ます。
ただし、その処分の重さは、行為の悪質性・継続性・業務への影響度などを総合的に判断して決定すべきです。
■ 最終的には「信頼関係の修復」がゴール
重要なのは、処分することではなく、「信頼関係の修復と再発防止」です。
会社の理念や方針を丁寧に説明し、従業員の理解と納得を得る努力も忘れてはなりません。
上司や管理職にとっては、指導力・説明力・人間力が試される場面とも言えます。
■ 椎名社会保険労務士事務所からのご提案
当事務所では、指導に悩む管理職の皆様向けに、「労務トラブル未然防止研修」や「管理職のための指導力アップ研修」などもご提供しています。
また、指導記録や注意書式などのテンプレート提供、懲戒処分の可否に関するご相談も随時承っております。
困ったときは、ぜひお気軽にご相談ください。
職場の秩序と信頼関係を守ることは、企業の未来を守ること。
社員一人ひとりの行動に真摯に向き合い、組織全体でより良い職場を築いていきましょう。
就業規則の重要性とは? ~企業と従業員の信頼を築くルールブック~ 椎名社会保険労務士事務所
企業が円滑に運営されるためには、明確なルールが欠かせません。その「ルールブック」となるのが、就業規則です。椎名社会保険労務士事務所では、地域の企業の皆さまに、就業規則の整備と見直しの重要性を繰り返しお伝えしています。
就業規則とは何か?
就業規則とは、労働時間、賃金、休暇、服務規律、懲戒など、会社と従業員との間で守るべき基本的なルールをまとめたものです。常時10人以上の労働者を使用する事業場では、就業規則の作成と労基署への届け出が義務づけられています。
しかしながら、「10人未満だから不要」という考え方は非常に危険です。トラブルが起きたとき、就業規則があるかどうかで対応の幅とリスク管理の明暗が分かれることも少なくありません。
なぜ就業規則が重要なのか?
1.トラブル予防とリスク回避に効果的
「始業時刻に毎日遅れる社員がいる」「有給休暇の取り方があいまい」「懲戒の基準が分からない」——こうした課題は、すべてルールが明文化されていないことが原因です。
就業規則でルールを明示することで、従業員の意識が統一され、未然にトラブルを防ぐことができます。また、懲戒や退職処理などを行う際にも、「就業規則に基づいて行っている」という客観的根拠が重要となります。
2.労務管理の基盤となる
例えば時間外労働の上限や休日労働、深夜割増など、労働基準法に関する管理は複雑です。就業規則を整備し、関連する協定(36協定など)と連動させることで、法令順守の体制が整います。
また、育児・介護休業やハラスメント防止に関する規定を盛り込むことで、社会的要請にも対応できる職場環境づくりが可能です。
3.従業員の安心と信頼を生む
就業規則は会社の「一方的な武器」ではありません。従業員にとっても、自分たちの働き方や待遇がどうなっているのかを理解するうえでの重要な資料です。
明確なルールがあることで、従業員が安心して働ける環境が整い、結果として職場への信頼感が向上します。
見直しは定期的に
法律改正や職場環境の変化に伴い、就業規則も「時代に合わせた更新」が求められます。椎名社会保険労務士事務所では、定期的な見直しと運用のアドバイスを通じて、企業のリスクを最小限に抑え、従業員との信頼関係を築くサポートをしています。
まとめ:就業規則は「会社の憲法」
就業規則は単なる書類ではありません。**経営者と従業員がともに安心して働くための「会社の憲法」**です。
「うちには就業規則があるけど、10年前から見直していない」「書いてはあるけど、従業員に説明していない」——そうした企業さまは、ぜひこの機会に見直しをご検討ください。
椎名社会保険労務士事務所では、地域密着型で親身なサポートを提供しております。お気軽にご相談ください。
年金相談会の役割とは ~地域に寄り添い、一人ひとりの安心を支える~ 椎名社会保険労務士事務所
こんにちは。椎名社会保険労務士事務所です。
今回は、私たちが地域金融機関やJAなどで定期的に開催している「年金相談会」について、その目的と意義をご紹介します。
年金制度の「わかりにくさ」を解消する場
年金制度は、国民全体に関係する大切な社会保障制度ですが、「難しくてよく分からない」「どのタイミングで手続きすればいいの?」といった声を多く聞きます。
特に高齢の方にとっては、制度改正や手続きの複雑さが大きな不安材料になっています。
そこで年金相談会では、個別の状況に応じた丁寧な説明を心がけています。
老齢年金の請求方法や在職老齢年金の仕組み、遺族年金・障害年金の相談など、参加者の疑問に専門的な立場から具体的にお答えし、安心して手続きを進められるようサポートしています。
地域の金融機関・JAと連携し、信頼のネットワークを構築
当事務所では、地域の金融機関やJAとの連携を大切にしています。
例えば、定期的に開催される「JA年金相談会」や「金融機関年金相談会」では、日頃から取引のある窓口で安心してご相談いただけるよう配慮しています。
地元密着型の年金相談会は、地域の皆様との信頼関係を築く大切な機会でもあります。
また、地域職員の皆様にとっても、「年金の専門家が近くにいる」という安心感があり、困ったときにすぐにご紹介いただける体制づくりにもつながっています。
「まだ先の話」ではなく、「今」知っておきたい情報を
「年金はまだ先だから」と思っていても、実は現役世代のうちから知っておくと安心できる情報がたくさんあります。
例えば、「繰上げ・繰下げの選択はどうするべき?」「配偶者の年金との関係は?」「働きながら受け取ると減額される?」といった将来の選択肢や影響を、今のうちから理解しておくことは非常に重要です。
年金相談会では、こうした「将来を見据えた計画」についてもわかりやすくアドバイスし、皆さまのライフプランに役立つ情報をお届けしています。
高齢者だけでなく、経営者・従業員への情報提供も
実は年金相談会は、高齢者だけのものではありません。
企業経営者や従業員の方に向けて、「在職定時改定制度」「年収の壁」「扶養と年金」「公的年金控除」など、働く世代が押さえておくべき年金知識の提供も行っています。
また、経営者にとっては、社員の退職後のライフプランや、65歳以降の雇用継続制度の設計など、年金と人事制度は密接に関わってきます。
当事務所では、相談会を通じて企業側の制度設計にも役立つ提案を行っています。
椎名社会保険労務士事務所の使命
私たちは、地域の皆さま一人ひとりが、年金制度を「自分ごと」として理解し、安心して老後を迎えられるようお手伝いをすることを使命としています。
これからも、JA・金融機関・商工会などと連携し、わかりやすく・親しみやすく・安心できる年金相談の場を提供してまいります。
年金の不安は、「聞いてみること」から解消が始まります。
ご相談はどうぞお気軽に、椎名社会保険労務士事務所へお寄せください。
今日はにこにこしていよう ~笑顔は職場を変える魔法~ 椎名社会保険労務士事務所
皆さん、おはようございます。
椎名社会保険労務士事務所です。
突然ですが、今日は「にこにこしていよう」と決めてみませんか?
私たちは、日々忙しい業務の中で、つい眉間にしわを寄せてしまいがちです。
でも、ふとした瞬間の「笑顔」には、思っている以上に大きな力があります。
笑顔がもたらす職場の好循環
「笑顔」は、職場の空気を柔らかくします。
たとえば朝、出社時に上司や同僚が笑顔で「おはようございます!」と声をかけてくれたら、自然とこちらも笑顔になりますよね。
その一瞬が、その日の気分や行動にも大きく影響します。
職場全体で笑顔が増えると、コミュニケーションが活発になり、チームワークも向上します。
仕事の効率やミスの減少、さらには離職率の低下にもつながることが、さまざまな研究からも明らかになっています。
にこにこは作り笑顔でもいい?
よく「無理して笑わなくても…」という声も聞かれます。
しかし、実は「作り笑顔」でも、脳は“今楽しい”と錯覚し、ストレスホルモンの分泌が抑えられると言われています。
つまり、最初は意識的な笑顔でもOK!
それが習慣となり、気づけば本物の笑顔が自然とあふれてくるようになります。
にこにこの習慣を職場に取り入れるには?
当事務所でも、地域の企業様向けに「笑顔づくり」や「明るい職場づくり」の研修を行っていますが、すぐにできることとして、こんな取り組みをおすすめしています。
朝礼で「今日のありがとう」を一言ずつ伝える
社内掲示板に「笑顔でいこう!」などの一言メッセージを貼る
「にこにこDAY」を決めて、みんなで笑顔を意識して過ごす
小さなことからで大丈夫。
笑顔が一つ増えるだけで、職場の空気は少しずつ明るく、元気になっていきます。
まとめ:笑顔は「一番身近な改善策」
働きやすい職場づくりは、大きな制度変更だけではありません。
**「にこにこしていよう」**という一人ひとりの心がけが、職場全体にポジティブな連鎖を起こします。
今日も、職場で、家庭で、地域で。
にこにこ笑顔で一日をスタートさせましょう!
椎名社会保険労務士事務所は、地域の皆さまの明るい職場づくりを応援しています。
「笑顔あふれる職場にしたい」というご相談がありましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。