こんにちは。椎名社会保険労務士事務所です。
先日、顧問先の建設会社様の安全大会にお招きいただき、「明るく元気な職場づくりと安全意識の向上」をテーマに講演をさせていただきました。
建設現場では、一人ひとりの注意力とチームワークが、事故防止に直結します。しかし実際には、忙しさや人間関係の希薄化により、声かけや報告・連絡・相談が十分にできていないケースも見受けられます。
そこで今回は、「安全は日常のちょっとしたコミュニケーションから生まれる」ことを中心に、以下のようなお話をいたしました。
■ 講演の主な内容
1.人間関係と安全の関係
建設現場で起こる事故の多くは、機械的なミスではなく、人間関係の悪化や情報共有不足が背景にあります。「声をかけにくい雰囲気」「誰が何をしているか関心がない」といった状態は、事故の温床です。
2.明るく元気な職場づくりのヒント
・「おはようございます!」のあいさつが自然に交わされる
・「ちょっと危ないよ」「ありがとう」といった声かけが日常にある
・管理職が率先して笑顔で接する
こうした日々の積み重ねが、現場全体の安全意識を高めます。
3.パワハラ防止と感情的指導の見直し
怒鳴る、無視する、過度に詰める──これらの言動は、部下の心を閉ざし、結果的に危険を見逃す原因になります。「伝える」ことと「怒る」ことは違います。上司・先輩の指導スキルも、安全管理の一部と考えるべきです。
■ 安全と労務管理のつながり
労働時間管理、健康管理、メンタルケア、そして人間関係の整備。これらすべてが、労働災害の防止や働きやすい職場づくりに欠かせません。
弊所では、建設現場特有の労務課題にも対応し、企業の安全体制づくりをサポートしています。
■ 最後に
安全大会での講演は、現場の方々と直接お話できる貴重な機会です。皆さまの真剣なまなざしからも、安全への高い意識が伝わってきました。
これからも、事故のない、安全で活気ある職場づくりを応援してまいります。
労務管理や安全教育に関するご相談は、ぜひ椎名社会保険労務士事務所までお問い合わせください。