こんにちは。椎名社会保険労務士事務所です。
今回は、私たちが地域金融機関やJAなどで定期的に開催している「年金相談会」について、その目的と意義をご紹介します。
年金制度の「わかりにくさ」を解消する場
年金制度は、国民全体に関係する大切な社会保障制度ですが、「難しくてよく分からない」「どのタイミングで手続きすればいいの?」といった声を多く聞きます。
特に高齢の方にとっては、制度改正や手続きの複雑さが大きな不安材料になっています。
そこで年金相談会では、個別の状況に応じた丁寧な説明を心がけています。
老齢年金の請求方法や在職老齢年金の仕組み、遺族年金・障害年金の相談など、参加者の疑問に専門的な立場から具体的にお答えし、安心して手続きを進められるようサポートしています。
地域の金融機関・JAと連携し、信頼のネットワークを構築
当事務所では、地域の金融機関やJAとの連携を大切にしています。
例えば、定期的に開催される「JA年金相談会」や「金融機関年金相談会」では、日頃から取引のある窓口で安心してご相談いただけるよう配慮しています。
地元密着型の年金相談会は、地域の皆様との信頼関係を築く大切な機会でもあります。
また、地域職員の皆様にとっても、「年金の専門家が近くにいる」という安心感があり、困ったときにすぐにご紹介いただける体制づくりにもつながっています。
「まだ先の話」ではなく、「今」知っておきたい情報を
「年金はまだ先だから」と思っていても、実は現役世代のうちから知っておくと安心できる情報がたくさんあります。
例えば、「繰上げ・繰下げの選択はどうするべき?」「配偶者の年金との関係は?」「働きながら受け取ると減額される?」といった将来の選択肢や影響を、今のうちから理解しておくことは非常に重要です。
年金相談会では、こうした「将来を見据えた計画」についてもわかりやすくアドバイスし、皆さまのライフプランに役立つ情報をお届けしています。
高齢者だけでなく、経営者・従業員への情報提供も
実は年金相談会は、高齢者だけのものではありません。
企業経営者や従業員の方に向けて、「在職定時改定制度」「年収の壁」「扶養と年金」「公的年金控除」など、働く世代が押さえておくべき年金知識の提供も行っています。
また、経営者にとっては、社員の退職後のライフプランや、65歳以降の雇用継続制度の設計など、年金と人事制度は密接に関わってきます。
当事務所では、相談会を通じて企業側の制度設計にも役立つ提案を行っています。
椎名社会保険労務士事務所の使命
私たちは、地域の皆さま一人ひとりが、年金制度を「自分ごと」として理解し、安心して老後を迎えられるようお手伝いをすることを使命としています。
これからも、JA・金融機関・商工会などと連携し、わかりやすく・親しみやすく・安心できる年金相談の場を提供してまいります。
年金の不安は、「聞いてみること」から解消が始まります。
ご相談はどうぞお気軽に、椎名社会保険労務士事務所へお寄せください。