職場での「いじめ・いたがらせ」は、被害を受けた本人だけの問題ではありません。一人の従業員が安心して働けない環境は、周囲の従業員にも大きな影響を与え、職場全体の生産性や企業の信頼を低下させてしまいます。
「これくらいは昔からある」「本人の受け止め方の問題だ」と軽く考えてしまうと、優秀な人材の退職やメンタルヘルス不調、さらには労務トラブルへと発展する可能性があります。
いじめやいたがらせは、暴言や仲間外れだけではありません。
必要な情報を教えない、仕事を与えない、過度に叱責する、人前で人格を否定するなども、状況によっては重大な問題となります。
では、どうすればこのような職場を防ぐことができるのでしょうか。
私は、日頃から企業研修でもお伝えしていますが、職場づくりの基本は「褒める・認める・感謝する」です。
「ありがとう」
「助かりました」
「よく頑張っていますね」
このような一言が自然に飛び交う職場では、お互いを尊重する文化が育ち、いじめやいたがらせが起こりにくくなります。
また、管理職の皆さまには、部下の小さな変化に気付くことも大切です。
以前より口数が少なくなった、笑顔が減った、急に欠勤や遅刻が増えた――このような変化は、職場で何らかの悩みを抱えているサインかもしれません。
相談しやすい雰囲気をつくり、「何かあったら話してください」と日頃から声を掛けることが、問題の早期発見・早期解決につながります。
安心して働ける職場は、人が定着し、会社が成長する土台です。
椎名社会保険労務士事務所では、ハラスメント防止研修や管理職研修、相談体制づくりの支援を通じて、明るく元気な職場づくりのお手伝いをしております。
本日も、「褒める・認める・感謝する」を大切にし、誰もが笑顔で働ける職場を目指していきましょう。