皆さんの会社では、従業員が気兼ねなく年次有給休暇を取得できる環境が整っていますか?
「有給休暇を取りたいけれど、周囲に迷惑をかけてしまう」「仕事が忙しくて休めない」「上司や同僚に遠慮してしまう」
このような声が聞かれる職場では、従業員の不満が少しずつ積み重なり、離職につながることもあります。
年次有給休暇の取得率を高めることは、従業員の満足度を高め、定着率の向上につながる大切な取り組みです。
■ 年次有給休暇を取得しやすい職場は働きやすい職場
年次有給休暇は、従業員の心身の疲労回復や、仕事と私生活の両立を図るための大切な制度です。
十分な休息を取ることで、心身をリフレッシュし、新たな気持ちで仕事に取り組むことができます。
また、家族との時間や趣味の時間を大切にできることは、仕事への意欲を高めることにもつながります。
従業員が「この会社は自分たちを大切にしてくれている」と感じられる職場づくりが重要です。
■ 年次有給休暇の取得率を高めるためには
取得率を高めるためには、会社として積極的に取り組むことが必要です。
例えば、次のような取り組みが考えられます。
① 経営者や管理職が率先して休暇を取得する
② 従業員一人ひとりの取得状況を把握する
③ 年間の取得計画を立て、計画的な取得を促す
④ 業務の共有化を進め、誰かが休んでも仕事が回る体制を整える
⑤ 休暇を取得する従業員に対して、お互いに協力し合う職場風土をつくる
特に大切なのは、上司からの声掛けです。
「最近忙しかったから、少し休んでリフレッシュしてください」
このような一言があるだけでも、従業員は安心して休暇を取得しやすくなります。
■ 年次有給休暇の取得率アップは人材確保にもつながる
現在、多くの企業で人材不足が課題となっています。
新しい従業員を採用することも大切ですが、今働いている従業員に長く勤務してもらうことは、それ以上に重要な経営課題ともいえます。
年次有給休暇を取得しやすい職場は、働きやすさを実感しやすく、従業員の会社に対する信頼感や安心感を高めることが期待できます。
その結果、離職の防止や定着率の向上につながります。
また、働きやすい職場環境は、採用活動においても会社の魅力となります。
人材を採用するだけでなく、人材が辞めない会社をつくることが大切です。
■ 「褒める・認める・感謝する」職場づくり
当事務所では、日頃から「褒める・認める・感謝する」ことの大切さをお伝えしています。
年次有給休暇の取得についても同じです。
従業員が休暇を取得したときには、周囲の従業員が協力し合い、休暇から戻ったときには「お互いさま」「ありがとう」と言い合える職場でありたいものです。
休暇を取得することに遠慮するのではなく、お互いの働き方を尊重できる職場環境を整えていきましょう。
■ まとめ
年次有給休暇の取得率アップは、単に休暇の日数を増やすことが目的ではありません。
従業員が安心して働き続けられる職場をつくることが本当の目的です。
会社が従業員を大切にすれば、従業員も会社を大切にしてくれるようになります。
まずは、経営者や管理職の皆さんから「有給休暇を取りやすい職場づくり」を始めてみませんか。
小さな取り組みの積み重ねが、従業員の定着率向上と会社の成長につながります。
椎名社会保険労務士事務所では、年次有給休暇の取得促進、労働時間管理、就業規則の見直し、従業員の定着率向上に向けた職場環境づくりを支援しております。
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椎名社会保険労務士事務所