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働き方改革の第一歩 ― 労働時間管理の重要性 椎名社会保険労務士事務所より
近年、働き方改革の推進により「長時間労働の是正」や「生産性の向上」が求められています。そんな中で企業にとって避けて通れないテーマが「労働時間管理」です。今回は、適正な労働時間管理のポイントとそのメリットについてご紹介します。
■ なぜ労働時間管理が必要なのか?
労働時間は、従業員の健康や労働意欲に直結します。過重労働は、過労死やメンタルヘルス不調の原因にもなり、企業にとっても重大なリスクとなります。
また、労働基準監督署の調査や指導の対象になることもあり、企業イメージの低下や行政処分といったリスクを回避するためにも、適切な管理が求められます。
■ 管理のポイント
出退勤の記録を正確に残す
タイムカードや勤怠管理システムなど、出退勤の記録を残すことは基本です。曖昧な自己申告だけでは労働時間の実態が把握できません。
法定労働時間と36協定の把握
1日8時間、週40時間を超える労働には36協定が必要です。協定を締結していない場合の残業は違法となりますので注意が必要です。
休憩・休日の確保
6時間を超える勤務には45分以上、8時間を超える勤務には1時間以上の休憩が必要です。また、週1日の休日の付与も法律上の義務です。
業務量と人員配置の見直し
特定の従業員に業務が偏っていないか、定期的に見直すことが、長時間労働の防止につながります。
勤務間インターバル制度の導入
前日の終業時刻から翌日の始業時刻までに一定の休息時間を設ける制度です。従業員の健康保持と労働の質の向上に寄与します。
■ 労働時間管理がもたらすメリット
従業員の健康保持と定着率向上
適正な労働時間管理により、従業員のストレスや離職率を下げる効果があります。
生産性の向上
無理な長時間労働よりも、効率よく働く環境が企業全体のパフォーマンスを高めます。
法令順守によるリスク回避
トラブルや監督署対応のリスクを未然に防ぎ、企業の信頼性を高めます。
■ まとめ
労働時間管理は、単なる「時間の記録」ではなく、企業の健全な経営と従業員の幸せを守るための大切な取り組みです。椎名社会保険労務士事務所では、企業の実態に合わせた勤怠管理の体制づくりをご支援しております。
「管理が難しい」「どこから始めればよいか分からない」という場合は、ぜひお気軽にご相談ください。働きやすい職場づくりの第一歩を、一緒に踏み出しましょう。
パワハラ研修で職場の信頼と安心を築く 椎名社会保険労務士事務所
こんにちは、椎名社会保険労務士事務所です。
今回は、企業が今すぐ取り組むべき「パワーハラスメント研修」についてご紹介いたします。
パワハラは“気づかない”ところで起きている
職場の人間関係は、企業の生産性や社員の定着率に直結します。中でも問題となるのが「パワーハラスメント(以下、パワハラ)」です。
上司や先輩の何気ない言動が、部下や後輩にとっては精神的苦痛となっていることも少なくありません。
多くの企業では「うちは大丈夫」と思いがちですが、トラブルが起きてからでは手遅れです。
パワハラ研修の目的とは
パワハラ研修の目的は単なる「知識の伝達」ではありません。
以下の3点が主な目的です。
パワハラの定義や具体例を知る
→ どのような言動が該当するのか、明確に理解する。
無自覚な加害者を生まないための意識改革
→ 「自分は指導のつもりだった」という誤解を防ぐ。
安心して相談できる職場環境づくり
→ 相談窓口の整備や社内ルールの周知。
研修を受けた社員の変化
当事務所がサポートした企業では、パワハラ研修後に以下のような声が寄せられました。
「これまでの発言が相手を追い詰めていたと気づけた」
「職場の空気が柔らかくなり、相談しやすくなった」
「部下との距離感がちょうどよくなった」
パワハラは防止するだけでなく、適切な関係性を築くことで、職場全体の雰囲気やチームワークも向上します。
まとめ:予防こそが最大の対策
パワハラは、起きてから対応するよりも、「起きない職場」を目指すことが重要です。
椎名社会保険労務士事務所では、貴社の状況に応じたオーダーメイドのパワハラ研修をご提案しています。
安心して働ける職場づくりに向けて、今こそ一歩を踏み出しましょう。
夢があるから頑張れる ~従業員の夢を応援する企業が、未来を切り拓く~ 椎名社会保険労務士事務所
こんにちは、椎名社会保険労務士事務所です。
皆さまの職場では、「従業員の夢」を話題にしたことがありますか?
日々の業務に追われる中で、個人の夢や目標にまで思いを馳せる余裕はないかもしれません。しかし、私たちは忘れてはならないことがあります。それは、人は夢があるからこそ、前向きに頑張れるということです。
夢が原動力になる
ある人は「いつか自分の店を持ちたい」と思いながら働いています。
またある人は「子どもにいい教育を受けさせたい」と願って日々努力しています。
こうした夢や希望があるからこそ、人はつらい状況にも耐え、挑戦し続けられるのです。
企業がこの「個人の夢」に寄り添い、応援する姿勢を持つことで、従業員との信頼関係は強まり、エンゲージメントが高まります。
夢を育む職場づくり
では、企業としてどのように従業員の夢を応援できるのでしょうか?
キャリアパスの明確化:昇進・スキルアップの道筋を示すことで、未来への希望を持てます。
社内研修や資格取得支援:学ぶ機会を提供することで、夢へのステップを後押しできます。
対話の場を設ける:上司との定期的な面談で、目標や夢について語れる環境をつくります。
ライフプランに寄り添う制度設計:子育て支援や住宅手当など、人生設計を支える制度も有効です。
夢を語れる職場は、前向きな空気に包まれ、自然と笑顔があふれます。これは、生産性や定着率の向上にもつながっていきます。
社会保険労務士としてできるサポート
椎名社会保険労務士事務所では、職場環境の整備や人事制度の見直し、キャリア支援制度の構築など、従業員が夢を持ち続けられる職場づくりをサポートしています。
働く人の夢を育てることは、企業の未来への投資です。
ぜひ、皆さまの職場でも「夢があるから頑張れる」環境づくりを進めてみませんか?
笑うと元気が出る職場づくり ~笑顔が企業の活力に~ 椎名社会保険労務士事務所
皆さま、こんにちは。
働く環境において「笑い」や「笑顔」が持つ力に注目されたことはありますか?
実は、笑うことには心身の健康を支え、職場の雰囲気を明るくする大きな効果があります。
■ 笑いがもたらす健康効果
医学的にも、笑いには以下のような効果があることがわかっています。
ストレスホルモンを減らす
免疫力を高める
血流を良くし、心臓の健康を保つ
脳を活性化させ、集中力アップに繋がる
つまり、「笑い」は自然なストレス解消法であり、仕事のパフォーマンスを高める手助けにもなります。
■ 笑顔が広がる職場は人が育つ
笑顔が多い職場では、以下のような良い連鎖が生まれます。
社内コミュニケーションが活発になる
意見交換がしやすくなる
ミスが起きた時も前向きに対処できる
チームワークが自然に強くなる
特にリーダー層が笑顔で接することは、メンバーに安心感とやる気を与える要因となります。
■ 笑いを職場に取り入れるには
企業として笑顔あふれる職場をつくるには、いくつかの工夫が有効です。
朝礼や会議でのちょっとした雑談やユーモアを取り入れる
「ありがとう」「お疲れ様です」などの声かけを積極的に行う
社内イベントや交流の場を設ける
雑談を歓迎する雰囲気づくり
無理に笑わせる必要はありません。自然な笑顔と、互いを思いやる空気があれば、職場は元気になっていきます。
■ 椎名社会保険労務士事務所がサポートします
私たち椎名社会保険労務士事務所では、職場改善・労務環境の整備を通じて、従業員が笑顔で働ける環境づくりをお手伝いしています。
笑いのある職場は、離職率の低下、社員満足度の向上、そして企業の成長へとつながります。
「笑う門には福来る」――
今こそ、笑顔から始める職場改革に取り組んでみませんか?
お気軽にご相談ください。
従業員研修は企業成長の礎 ~人を育てて、組織を強くする~ 椎名社会保険労務士事務所
こんにちは。椎名社会保険労務士事務所です。
本日は、企業にとって欠かせない「従業員研修」についてお話しします。
◆ なぜ今、従業員研修が重要なのか?
昨今の人材不足や働き方の多様化の中で、企業が持続的に成長するには「人材の育成」が鍵を握ります。
外部から優秀な人材を採用することも大切ですが、今いる従業員のスキルアップや意識改革に取り組むことは、即効性も高く、組織の一体感にもつながります。
◆ 研修の目的は「即戦力化」だけではない
多くの企業では、業務スキルの習得や知識の定着を目的とした研修を行っていますが、以下のような目的にも着目すべきです。
組織文化の共有:企業理念や価値観を理解し、共通意識を持つ
人間関係の構築:コミュニケーション力や協働力の向上
自発性の育成:考えて動く社員を育てる
特に若手社員や中堅社員に対しては、「なぜこの仕事をするのか」という目的意識を持たせる研修が効果的です。
◆ 研修の種類と活用法
以下のように、対象や目的に応じた多様な研修を組み合わせることが有効です。
研修の種類 内容 対象
新入社員研修 社会人マナー、業務基礎、社内ルール 新卒・中途入社時
階層別研修 リーダーシップ、部下指導、評価制度 中堅・管理職
コンプライアンス研修 ハラスメント防止、労務管理、情報セキュリティ 全社員
実務研修 業界特有の知識、システム操作、営業スキル 配属部署単位
◆ 効果的な研修の進め方
目的とゴールを明確に設定する
何のために研修を行うのかを明示し、受講者に納得感を持たせます。
双方向の学びを意識する
一方的な講義形式だけでなく、グループワークやディスカッションを取り入れることで、理解が深まります。
研修後のフォローが重要
受講後のアンケートや上司との面談、OJTとの連携を図ることで、実務への定着を促します。
◆ まとめ:投資ではなく「必要経費」
研修を「コスト」と捉えるか「将来の投資」と捉えるかで、企業の姿勢が問われます。
ですが、実際には研修は“必要経費”とも言えるほど重要です。なぜなら、社員の成長は企業の競争力そのものだからです。
私たち椎名社会保険労務士事務所では、企業様の目的に合った研修制度の構築や外部講師の手配、労務管理に関する教育内容のご提案も行っております。
ぜひお気軽にご相談ください。