こんにちは。椎名社会保険労務士事務所です。
昨今の社会情勢や労働環境の変化により、多くの企業が「今のままではいけない」と感じ、組織改革に取り組み始めています。人口減少・人手不足、働き方の多様化、若手社員の価値観の変化…。これらに対応するためには、時代に合わせて組織のあり方そのものを見直す必要があります。
組織改革は「制度」だけでなく「風土」も見直す
組織改革というと「組織図の変更」や「人事制度の見直し」など、制度面に注目されがちですが、実際には職場の風土や文化、コミュニケーションの在り方を変えることが大きな鍵になります。
たとえば、
上司が部下を一方的に指導するのではなく、対話を通じて成長を支援する。
年功序列から脱却し、成果と成長意欲を公正に評価する。
意見を自由に出し合える風通しのよい職場をつくる。
このような風土改革なくして、制度を変えても定着しないケースが多く見られます。
よくある組織改革の失敗パターン
改革のつもりが、現場には負担増としか映らない…というケースも少なくありません。以下のような「落とし穴」に注意が必要です。
トップだけで方針を決め、現場の声が反映されない
改革の目的が曖昧で、なぜ変えるのかが伝わっていない
制度やルールだけが先行し、意識改革が追いつかない
業務改善の提案を出しても実行されないため、社員が諦めてしまう
これでは社員のモチベーションは下がり、かえって離職につながってしまう危険もあります。
小さな変化から始める「現場主導の改革」
組織改革を成功させるには、「現場の小さな変化」を積み重ねていくことが重要です。
たとえば、
「毎朝の朝礼での挨拶を笑顔で行う」
「上司が1日1回、部下の行動をほめる」
「週に1回、全体で業務改善のアイデアを出すミーティングを開く」
こうした取り組みが、職場の空気を変え、やがて組織全体の活性化につながります。
椎名社会保険労務士事務所ができること
当事務所では、企業の「組織改革」を支援するために、以下のようなご相談に対応しています。
人事制度・就業規則の見直し支援
管理職研修・組織活性化研修の実施
ハラスメント防止研修やコミュニケーション研修の企画
現場で使える「ほめる」「認める」「感謝する」文化の導入支援
変化の時代において、人が辞めない、力を発揮できる職場づくりはすべての企業の課題です。組織の「器」を整え、働く人が「この会社で頑張りたい」と思える仕組みと文化を一緒に作っていきましょう。