カレンダーは“時間を味方につける”最高のツールです 椎名社会保険労務士事務所

皆さまの職場では、カレンダーをどのように活用されていますか?
毎日の予定を確認するだけで終わってしまうことも多いですが、実はカレンダーには 働き方を整え、トラブルを防ぎ、職場をより良くする力 があります。

社会保険労務士として多くの企業を支援していると、
「カレンダーを上手に使っている会社ほど、業務の安定度が高く、労務トラブルも少ない」
という共通点が見えてきます。

1.カレンダーは“労務管理の地図”になる

労働時間、休日、シフト、36協定の範囲、有休管理——
これらはすべて「時間」が軸となって動いています。

◎ カレンダーに落とし込むことで、問題点が一目でわかる

・年間休日数が足りているか
・過重労働になっていないか
・有給休暇の取得が偏っていないか
・繁忙期・閑散期の調整ができているか

文字や数字だけでは把握しづらい情報も、カレンダーに載せると“視える化”され、
労務上のリスクを事前に防ぐことができます。

2.人員配置の最適化に役立つ

繁忙期の予定、長期休暇、行事、研修——
会社の動きは季節とともに変化します。

カレンダーで予定を共有しておくと、
「人が足りない時期」「余裕がある時期」が明確になり、
ムリ・ムダ・ムラのない人員配置 が可能になります。

特に介護・医療・福祉・小売などシフト制の業種では、
カレンダーの精度がそのまま働きやすさにつながります。

3.有給休暇取得の推進にもカレンダーは有効

有給休暇が取りにくい職場の多くは、
「誰がいつ休むのかが見えない」ことが原因です。

カレンダーで全体の予定を共有しておけば、
「この日は人が足りているから休もう」
という調整がしやすくなり、結果として取得率が向上します。

4.経営者・管理職の“時間の使い方”も改善される

時間は唯一、万人に平等に与えられた資源です。
しかし 使い方を誤ると、会社の成長の足を引っ張る大きな要因 になります。

・優先順位のつけ方
・計画の立て方
・期限の管理
・忙しさの自己評価

こうしたマネジメントの基本も、カレンダーを活用することで磨かれます。
「時間管理ができる会社は、人が育つ会社」です。

5.椎名社会保険労務士事務所では“時間の見える化”を支援しています

当事務所では、
・年間カレンダーの作成
・変形労働時間制の運用支援
・有給休暇管理表の整備
・シフト作成のアドバイス
・業務効率化のコンサルティング

など、「時間管理」を軸とした労務改善のお手伝いを行っています。

カレンダーは、単なる予定表ではありません。
職場を守り、社員を守り、会社の未来をつくるツール なのです。

今日のまとめ

カレンダーは労務リスクを早期に発見する“地図”

人員配置や有給休暇取得の調整に効果的

管理職の時間管理能力を高める

使い方一つで、労務トラブルを大きく減らすことができる

カレンダーを味方につけて、明るく働きやすい職場づくりを進めていきましょう。
本日も“にこにこ笑顔”で、良い一日をお過ごしください。