おはようございます。椎名社会保険労務士事務所です。
今回は「労働基準監督署対応」をテーマにお伝えいたします。
企業経営において、ある日突然訪れる可能性があるのが「労働基準監督署の調査(臨検)」です。突然の連絡や訪問に驚かれる経営者の方も多いですが、日頃からの準備ができていれば、必要以上に不安になることはありません。
■ 労働基準監督署の調査とは?
労働基準監督署は、労働基準法などの法令が適正に守られているかを確認するため、企業に対して調査を行います。
主な調査内容は以下のとおりです。
労働時間の管理状況
残業代の支払い状況
就業規則の整備・届出
36協定の締結・届出
安全衛生管理体制
特に近年は「長時間労働」や「未払い残業」に対する指導が強化されています。
■ 指摘されやすいポイント
実際の調査で指摘されやすい点として、次のようなものがあります。
① タイムカードと賃金台帳の不一致
② 固定残業代の運用不備
③ 36協定の未締結・未届出
④ 就業規則の未整備・未周知
⑤ 有給休暇の未取得・管理不足
これらは「知らなかった」では済まされない事項です。
■ 調査前に準備しておくべきこと
いざという時のために、以下の点を整備しておくことが重要です。
・就業規則を最新の内容に見直す
・労働時間を客観的に把握する仕組みを整える
・賃金計算のルールを明確にする
・36協定を適切に締結・届出する
・年次有給休暇の取得管理を行う
日常の労務管理そのものが、最大の対策となります。
■ 調査当日の対応ポイント
調査当日は、次の姿勢が大切です。
・誠実に対応する
・事実を正確に説明する
・不明点はその場で無理に答えない
・指摘事項は真摯に受け止める
その場しのぎの対応ではなく、「改善につなげる姿勢」が重要です。
■ 是正勧告を受けた場合
調査の結果、法違反が認められると「是正勧告書」が交付されます。
この場合は、
・期限内に改善する
・是正報告書を提出する
・再発防止策を講じる
ことが必要です。放置すると、企業の信用低下やリスクの増大につながります。
■ 社労士の活用で安心対応
労働基準監督署対応は専門的な知識が求められます。
事前の体制整備から、調査立会い、是正対応まで、社会保険労務士がサポートすることで、企業の負担を大きく軽減できます。
■ まとめ
労働基準監督署対応で最も重要なのは、「日頃から適正な労務管理を行うこと」です。
問題が起きてから対応するのではなく、日常の積み重ねが企業を守ります。
椎名社会保険労務士事務所では、
企業の皆さまが安心して経営に専念できるよう、労務管理体制の整備から監督署対応までトータルでサポートしております。
「何から始めればよいかわからない」という場合でも、ぜひお気軽にご相談ください。
本日も、明るく元気な職場づくりを応援しております。
「褒める・認める・感謝する」を大切に、安心できる職場環境を一緒に築いていきましょう。