企業経営において「契約」はすべての土台です。
労働契約、雇用契約書、労働条件通知書、就業規則――これらは単なる書類ではありません。会社と従業員との「約束」であり、信頼関係の出発点です。
契約内容を順守することは、法律を守るという意味だけでなく、「人を大切にする姿勢」を示すことでもあります。
契約とは“約束”
労働契約は、
労働時間
賃金
休日
業務内容
などを明確にしたものです。
例えば、
契約では8時間勤務と定めているのに恒常的に残業がある
通勤手当を支給すると定めているのに支給していない
職務内容を一方的に大きく変更している
このような状態が続けば、従業員の不信感は必ず高まります。
契約を軽く扱う企業は、結果として「人材が定着しない」「トラブルが増える」という課題に直面します。
労働契約は法律上の義務でもある
労働条件の明示は、厚生労働省が所管する労働関係法令でも義務付けられています。
特に重要なのは、
労働基準法第15条(労働条件の明示)
就業規則の周知義務
これらを守らなければ、行政指導や是正勧告の対象となることもあります。
しかし、私は「罰則があるから守る」のではなく、
「信頼される会社であり続けるために守る」
という姿勢が何より重要だと考えています。
契約順守がもたらす3つの効果
① 従業員の安心感
約束が守られる会社では、従業員は安心して働けます。
安心は集中力を生み、生産性向上につながります。
② トラブルの未然防止
契約内容を明確にし、順守していれば、
「聞いていない」「そんな話ではなかった」という紛争を防ぐことができます。
③ 企業ブランドの向上
地域社会や取引先からも「誠実な会社」として評価されます。
これは採用活動にも大きなプラスになります。
契約順守のために必要なこと
労働条件通知書の整備
就業規則の最新化
管理職への教育
定期的な労務チェック
契約は作って終わりではありません。
「運用」が最も大切なのです。
約束を守る文化づくり
椎名社会保険労務士事務所では、
「褒める・認める・感謝する」文化を大切にしています。
契約を守ることも、実は同じ土台です。
約束を守る会社は、挨拶も守ります。
期限も守ります。
感謝も伝えます。
小さな約束を守る積み重ねが、大きな信頼を生みます。
最後に
契約内容の順守は、企業の責任であり、誇りでもあります。
約束を守る企業こそ、夢を語り、未来をつくることができます。
椎名社会保険労務士事務所は、
地域企業の皆さまが安心して経営に専念できるよう、
契約書作成から運用サポートまで丁寧に支援いたします。
「うちは大丈夫だろうか?」
そう感じたときが見直しのタイミングです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も一日、約束を大切にする一日にしていきましょう。