小さなことから始まればいい 〜従業員教育における第一歩の大切さ〜 椎名社会保険労務士事務所

こんにちは。椎名社会保険労務士事務所です。
今回は、企業の「従業員教育」について、あらためて一緒に考えてみたいと思います。

「人材育成」と聞くと、構えてしまいませんか?
「教育制度を整えないと」「研修プログラムを導入しないと」
そんな風に、従業員教育という言葉を聞くと、何か大掛かりなことをしなければと身構えてしまう方も多いのではないでしょうか。

でも、私たちがお伝えしたいのは――
“小さなことから始まればいい” ということです。

大切なのは「文化づくり」
たとえば、朝のあいさつ。
先輩社員が後輩に「ありがとう」と一言添える。
上司が「困ってない?」と気にかける。

こうした小さな行動の積み重ねが、実は「教育」の土壌を作ります。
スキルや知識を伝える前に、人と人との信頼関係があるか。
安心して質問できる空気があるか。

これが育成の基盤になるのです。

実践例:こんなところから始めてみませんか?
**毎週1回、5分の「気づきミーティング」**を実施
→ 「今週、学んだことを1つだけ共有してください」と声かけしてみましょう。

「できていること探し」を始める
→ 注意や指摘の前に、「〇〇さん、あの対応すごく良かったですね」と認める文化を。

業務マニュアルに“失敗談”を加える
→ 「こうすればうまくいく」だけでなく、「ここでつまずきやすい」も一緒に共有することで、新人も安心します。

社員教育は、制度ではなく「日常」から生まれる
制度や仕組みも大切ですが、教育のスタートラインは「日々の関わり方」にあります。
まずは、できることを一つだけ実践してみてください。
それが、やがて職場全体の空気を変え、組織力を高める第一歩になります。

椎名社会保険労務士事務所からのご提案
私たちは、企業の人材育成に関して「難しくしない」「続けやすくする」視点からサポートしています。
社内教育の小さな仕組みづくりや、OJTに関するご相談も承っております。

「何から始めればいいかわからない」
――そんな時こそ、お気軽にご連絡ください。

“小さなことから始まればいい”
その気持ちが、きっと職場を変えていきます。

椎名社会保険労務士事務所
人と組織の可能性を、じっくりと。