こんにちは。椎名社会保険労務士事務所です。
皆さんは「公的年金制度」と聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
「将来もらえるのか不安」「仕組みが複雑でよくわからない」など、疑問や不安を感じている方も少なくないかもしれません。
今回は、公的年金制度の基本的な「役割」について、わかりやすくご紹介いたします。
■ 公的年金は“長生きリスク”への備え
公的年金制度の最も大きな役割は、「長生きのリスク」に備えることです。
日本は世界有数の長寿国であり、平均寿命は年々延びています。長生きすることは素晴らしいことですが、一方で「老後資金が尽きてしまう」リスクも高まっています。
公的年金は、終身にわたって給付が受けられる“終身年金”です。たとえ100歳まで生きたとしても、年金は支給され続けます。これにより、高齢期の生活費を一定程度カバーし、安心して長生きできる社会を支えています。
■ 社会全体で支え合う「保険」の仕組み
公的年金制度は、いわば「保険」のような仕組みです。現役世代が納めた保険料によって、現在の高齢者を支え、将来は自分が支えられるという「世代間の支え合い」が基本にあります。
これは「自分のための貯蓄」ではなく、「社会全体で助け合う制度」であるという点が大きな特徴です。病気や障害、死亡などの不測の事態にも対応しており、遺族年金や障害年金といった役割も担っています。
■ 老後だけでなく、万が一の保障にも
公的年金は「老後」のイメージが強いですが、それだけではありません。もしものときの生活保障として、以下のような給付があります。
障害年金:事故や病気で障害を負った場合に支給される
遺族年金:家計を支えていた人が亡くなった場合に残された家族に支給される
このように、現役世代にも大切な保障機能を果たしています。
■ まとめ:公的年金は「社会のインフラ」
公的年金制度は、誰もが安心して生活できる社会を実現するための「社会インフラ」です。
老後資金の柱としてだけでなく、障害・死亡といった万が一にも備える、頼れる制度です。
私たち椎名社会保険労務士事務所では、年金制度の仕組みや受給に関するご相談にも対応しております。将来に不安を感じる前に、まずは制度を知ることから始めてみませんか?
社会保険や年金のことでお困りごとがあれば、ぜひ当事務所までご相談ください。
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