働き方改革 賃金上昇

▼令和2年・高卒求人初任給 建設業が20万円台に突入 技術・技能系募集で
来春高校を卒業する生徒に対して企業が提示している高卒求人初任給の水準を本紙が調査したところ、単純平均で18万6455円だった。職種系統別では、「技術・技能系」が18万6545円、「販売・営業」18万4147円、「事務」17万7497円などとなっている。とくに「技術・技能系」の建設業は、前年比9637円増の20万21円で、20万円台に到達している。
 翌春、高校を卒業する生徒を対象に企業が提出した求人票記載の初任給について、本紙が毎年、高校の就職窓口に出向いて実地調査しているもの。
 今年のサンプル数は、「技術・技能系」296、「販売・営業系」62、「事務系」18などで、ドライバーや接客など「その他の職種」23を加えた合計400。求人初任給額は、単純平均で、18万6455円だった。
 「技術・技能系」の伸びがめだっており、なかでも建設業は、20万21円と前年比9637円増と20万円台に到達している。製造業は、同368円増の17万8297円だった。
 職種系統ごとの平均額をみると、「技術・技能系」が18万6545円、「販売・営業系」が18万4147円、「事務系」が17万7497円となっている。
 サンプルに関して、集計企業が異なるうえ、数の偏りなどがあるため厳密な比較はできないものの、前年調査に比べ、同じ順に2505円増、1万742円減、1601円減となった。平成31年卒の調査においては、30年卒と比べ、「販売・営業系」は1万5984円増、「事務系」は8370円増だった。

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