働き方改革 有給休暇に関する基本的な知識:椎名社会保険労務士事務所

多くの労働者が関心を持つ「有給休暇」に関する基本的な知識を解説します。労働者の権利として確保されている有給休暇は、正しく理解し、適切に利用することが大切です。

1. 有給休暇とは?
有給休暇は、労働者が働いている間に付与される休暇で、この期間中の賃金は支払われます。つまり、休みを取っても給料がもらえるのです。

2. 有給休暇の付与条件
労働者が下記の条件を満たす場合、有給休暇が付与されます。

勤務開始から6ヶ月経過
その6ヶ月間で80日以上出勤
3. 有給休暇の日数
上記の条件を満たした場合、以下の日数の有給休暇が付与されます。

勤務6ヶ月~1年6ヶ月:10日
勤務1年6ヶ月~2年6ヶ月:11日
以降、毎年1日ずつ増加し、最大20日まで
4. 有給休暇の取得期限
基本的に、付与日から2年間が取得期限となります。この期間を過ぎると、有給休暇は失効します。

5. 有給休暇の取得方法
労働者は、事前に所定の手続きを経て有給休暇を取得できます。ただし、業務上の理由で取得が困難な場合は、事業主が有給休暇の取得を拒否することができます。

6. まとめ
有給休暇は、労働者の休養やプライベートな時間を確保するための重要な権利です。正確な知識を持ち、適切に利用することで、より健やかな労働生活を送ることができます。何か疑問や不明点があれば、社会保険労務士に相談することをおすすめします。

さらに、2019年4月1日以後、最初に年10日以上の年次有給休暇を付与する日(基準日)から、年5日確実に取得させる必要があります。

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