従業員を守る企業でありたい。 椎名社会保険労務士事務所

会社にとって大切な財産は何でしょうか。

設備や商品、技術、取引先など、さまざまなものがありますが、私は「そこで働く従業員」も会社にとってかけがえのない財産だと考えています。

だからこそ、これからの企業には「従業員を守る」という姿勢が、これまで以上に求められているのではないでしょうか。

「従業員を守る」とは何か

従業員を守るというと、何か問題が起きたときに会社が助けることをイメージするかもしれません。

しかし、本当に大切なのは、問題が起きてから対応するだけではなく、問題が起きにくい職場をつくることです。

例えば、

・長時間労働を放置しない
・年次有給休暇を取得しやすくする
・健康診断を確実に受診してもらう
・ハラスメントを防止する
・困ったときに相談できる窓口を設ける
・業務上の悩みを上司に相談できる環境をつくる
・安全に働ける職場環境を整備する

こうした日々の取組の積み重ねが、従業員を守ることにつながります。

カスタマーハラスメントからも従業員を守る

最近、特に企業に求められているのが、カスタマーハラスメントへの対応です。

お客様を大切にすることはもちろん重要です。しかし、だからといって、従業員が暴言や威圧的な言動、社会通念上許容される範囲を超えた要求まで我慢し続けなければならないわけではありません。

現場の従業員一人に対応を任せるのではなく、「困ったときには会社が対応する」という仕組みをつくっておくことが大切です。

相談窓口、対応手順、上司への報告ルールなどを整え、「会社が自分たちを守ってくれる」と従業員が感じられる環境をつくる必要があります。

従業員を守ることが会社を守る

労務管理についてご相談を受けていると、「問題が起きてから、どう対応すればよいでしょうか」というご相談も少なくありません。

もちろん、問題が発生した後の適切な対応も重要です。

しかし、それ以上に大切なのは、問題を未然に防ぐことです。

就業規則を整備する。
労働時間を適正に管理する。
管理職に研修を行う。
定期的に面談を行う。
相談窓口を設置する。
従業員の小さな変化に気づく。

こうした取組は、一見すると会社にとって手間やコストがかかるように思えるかもしれません。

しかし、従業員が安心して働ける会社は、人材の定着につながります。従業員が定着すれば経験や技術も会社に蓄積され、若い従業員への技能伝承も進みます。

つまり、「従業員を守ること」は「会社を守ること」でもあるのです。

「何かあったら相談してください」が言える会社へ

私が大切だと思うのは、従業員に対して会社が、

「困ったことがあったら相談してください」

と言える関係を日頃からつくっておくことです。

そして、従業員から相談があったときには、まず話を聞くことです。

「そんなことで相談するな」ではなく、「話してくれてありがとう」という姿勢が、安心して働ける職場づくりにつながります。

私たちが日頃から大切にしている「褒める・認める・感謝する」という姿勢も同じです。

従業員を大切にする会社には、従業員も「この会社のために頑張ろう」という気持ちが生まれてくるのではないでしょうか。

従業員を守れる会社づくりを

人材不足が続く時代だからこそ、「採用すること」と同じくらい「今いる従業員を大切にすること」が重要になっています。

従業員が安心して働き、困ったときには会社が支えてくれる。

そんな会社であれば、従業員は長く働きたいと思うでしょうし、その姿を見た若い従業員も自分の将来を描きやすくなります。

従業員を守る企業は、従業員からも守られる企業になる。

椎名社会保険労務士事務所では、就業規則の整備、ハラスメント相談窓口、労務管理、管理職研修などを通じて、従業員が安心して働ける職場づくりをお手伝いしています。

「問題が起きてから対応する会社」から、「問題が起きないように準備する会社」へ。

これからも、企業とそこで働く皆さんの双方を守る労務管理を提案していきたいと思います。